今朝の姫路は、雲一つない青空が広がっています。
台風の影響で甚大な被害が出ていることがウソのように感じるほどです。
今、日本では ラグビーワールドカップが開催されています。
我が日本代表チームは予選リーグを見事に突破し、
準々決勝で惜しくも南アフリカに敗れたものの
ベスト8という偉業を成し遂げました。
以前、新聞のコラムで
「ハイパントあげ走りゆく吾の前青きジャージーの敵いるばかり」(佐佐木幸綱)
という詩歌が取り上げられていました。
ハイパントとは、ラグビーのプレーの一種で
ボールを前に推し進めるために高く蹴り上げるキックのことを言います。
攻めあぐね、一点突破を狙って、高々とキックを上げる。
自分らがとるか、相手に奪われるか。
厳格なルールの下、チームの規律を保ちつつ、賭けに出た一瞬を詠んだもの。
目の前には敵ばかりだけど、前に突き進むしかない。
『ラグビーは人生に似ている』
と、解説が締めくくられていました。
この人生に似たラグビーの試合で
お互いがスポーツマンシップに則り、
全力を出し切る姿を見ると胸が熱くなります。
どんな逆境にも、立ち止まってはいられない。
前に進んでいかなければ。。
日本チームが敗れた後の他国同士の試合でも
開始前には 台風の犠牲者への黙祷が捧げられています。
これから行われる決勝や3位決定戦でも
被災している方々はもちろん、
日本中、世界中に勇気と感動を与えてくれることでしょう。。