熊本事業所 第2製造部 稲田昭則 最近読んだ本の中に「江戸の財政再建」というものがあります。その中に【上杉鷹山】 という人物が出てきます。 鷹山は、江戸中期 領地返上寸前までの財政危機となった米沢藩を 斬新な藩政改革により再建させた人物として紹介されています。 鷹山の改革の成功の理由としては藩士の意識改革に力を注いだことだと思います。 鷹山は他藩や中央の改革の失敗を教訓に、自発的に協力するムード作りが必要と考え、藩士に ●改革の必要性を説き、 (理由づけ、目的の設定) ●情報を共有化し全藩士に参加 (全員経営) させました。又、藩士に ●なにをすべきか、何がしたいのか(理念、目的の設定) ●どこまで出来るのか (限界確認) ●なぜできないのか (障害の確認) ●どうすればできるのか (可能性の追求)を検討させ議論を活発化させました。 鷹山は身分制度があった時代、自らも率先して倹約を実施し、農民、町民の声を聴きそれを藩政に生かしていきました。 鷹山の歌の中にみなさんご存知の「なせば成る、なさねば成らぬ何事も なさぬは人のなさぬなりけり」があります。 鷹山の改革にかける強い意志を感じさせる歌です。 鷹山の改革は、我社の企業理念 進取、階和、明朗、確認のすべての精神に通じるものがあると思います。 私達も強い意志で 「なせば成る」の気持ちを持ち取り組んでいきたいと思います。
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プロフィール
神田工業株式会社
神田工業株式会社は姫路を本社とし福島、熊本など各地で事業を展開。LED照明、光学フィルム、タッチパネル、STN液晶、TFT液晶モジュール、バックライト組立、EMS、曲面ディスプレイ、有機EL、人材派遣・請負、試作・量産、貼り合せ、IOT、ダイレクトボンディング等様々な電子部品事業を手掛けています。