請負部 中田和男 一般的に人間は年を取るごとに「新しい事へ挑戦する意欲」が薄くなってくるそうです。私も例外ではないのですが、もともと好奇心が強い方なので、若い頃は色んな事に挑戦してきました。 特にスポーツ、とりわけ球技が好きで、テニス、卓球、バスケット、ゴルフ等々何でも手を出して きました。またウインタースポーツでは、スキーにもはまり、貯金を全てつぎ込んでしまいました。 また、音楽も好きで、なかでもフラメンコギターにのめり込んだ時期も有りました。 一方で弟が空手・合気道・居合等をやっていた関係で、武道も好きで、一緒にトレーニングをやったりしていましたが、年齢と共にゴルフ以外の激しいスポーツが出来なくなりました。 そんなときに知人の紹介で、合唱団に入らないかと誘われ、3年前に「西はりま混声合唱団」に入団しました。カラオケの延長位に考えて、気楽な気持ちで入団しましたが、やってみるとカラオケとは全く別物だという事が分かってきました。 4パートに分かれた楽譜を正確に歌うのも大変ですが、思った以上に体力を、とりわけ腹筋を使うのにびっくりで、週一回の練習が終わるとぐったり疲れます。 でも28名の仲間と綺麗にハモレた時は最高に気分がいいですね。 しかしもっと体を動かしたいとの気持ちが強く、最近太極拳を始めました。 弟が先生をやっている関係で特別に親しい仲間だけのこじんまりしたグループを作って毎週一回汗を流しています。ゆったりした動きながら、かなり身体が固くなっている為、身体の節々が痛いですが、いい汗をかいて気分は爽快です。 このように60歳を過ぎてから、新しい事にチャレンジし続けて、仲間との付き合いを楽しんでおり、それが企業理念の「進取」と「階和」の精神に繋がっているのではと思っています。処で、2年前に請負事業を開始した時、(N社)も(D社)も人脈作りからスタートし、新しい事を恐れず前向きに飛び込んでいった事から、今の状態があるのではと思っています。 (D社)の請負1社化に際しては、失敗したら辞職する覚悟で相手と折衝してきました。その為、万全の準備と前向きな姿勢を心がけてきました。それと事前に対戦相手のプレゼン内容を把握し、(D社)側の幹部の方の判断基準を把握出来ていた等の情報戦で勝ったのも一因かと思います。 孫子の兵法の「敵を知り、己を知れば100戦危うからず」の通りだと思います。 <総括> 新しい事を始める時は、前向きな気持ちは当然ながら大切ですが、だからと言って無鉄砲に突っ込んで いったら討死するのが落ちです。事前に相手側のキーマンが誰なのか、どういう人なのか確認した 上で、「戦略」を考えてから攻め込むことが大切ではないかと思います。それが最後のキーワードである 「確認」に繋がるのではないかと思います。
関連記事
プロフィール
神田工業株式会社
神田工業株式会社は姫路を本社とし福島、熊本など各地で事業を展開。LED照明、光学フィルム、タッチパネル、STN液晶、TFT液晶モジュール、バックライト組立、EMS、曲面ディスプレイ、有機EL、人材派遣・請負、試作・量産、貼り合せ、IOT、ダイレクトボンディング等様々な電子部品事業を手掛けています。